南日本銀、5億円のファンド設立 地域経済活性化に貢献
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南日本銀行は4月28日、子会社の「なんぎんキャピタル」と共同で、地元企業の創業や成長支援を目的としたファンドを設立した。投資を通じて地域経済の回復や活性化に貢献する狙い。総額5億円で、同行が大半を出資した。存続期間は10年。
投資先は、主に鹿児島県に本社を置く株式未公開の企業を想定する。投資後も、同行が販路拡大などで課題解決策を提供する「WIN-WINネット業務」につなぎバックアップするほか、よろず支援拠点など外部機関と連携して支援する。業種を問わず、地元を支えることができる“安定期”の企業に育てあげたい考えだ。
なんぎんキャピタルの担当者は「1号ファンドであり、投資先の選定や運用に関する知見を広げていきたい」と話した。
ファンド名称は「なんぎん地域未来応援ファンド投資事業有限責任組合」。ファンドは同行が有限責任組合員、なんぎんキャピタルが無限責任組合員を務める。ファンドの運営・管理は、なんぎんキャピタルが行う。