南日本銀、5億円のファンド設立 地域経済活性化に貢献
2023.04.28 20:35.jpg)
南日本銀行は4月28日、子会社の「なんぎんキャピタル」と共同で、地元企業の創業や成長支援を目的としたファンドを設立した。投資を通じて地域経済の回復や活性化に貢献する狙い。総額5億円で、同行が大半を出資した。存続期間は10年。
投資先は、主に鹿児島県に本社を置く株式未公開の企業を想定する。投資後も、同行が販路拡大などで課題解決策を提供する「WIN-WINネット業務」につなぎバックアップするほか、よろず支援拠点など外部機関と連携して支援する。業種を問わず、地元を支えることができる“安定期”の企業に育てあげたい考えだ。
なんぎんキャピタルの担当者は「1号ファンドであり、投資先の選定や運用に関する知見を広げていきたい」と話した。
ファンド名称は「なんぎん地域未来応援ファンド投資事業有限責任組合」。ファンドは同行が有限責任組合員、なんぎんキャピタルが無限責任組合員を務める。ファンドの運営・管理は、なんぎんキャピタルが行う。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト