肥後銀、台北に駐在員事務所 日台相互のニーズ対応

2023.04.27 20:23
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台北駐在員事務所の開設について話す笠原頭取(4月27日、本店)

肥後銀行は4月27日、6月下旬に台北駐在員事務所を開設すると発表した。台湾の半導体製造大手TSMCの熊本進出を契機に、日本と台湾相互の多様化するグローバルビジネスニーズに対して、現地でのリアルタイムな情報やネットワークを提供。顧客の輸出入や進出などの課題解決を直接サポートする。


業務内容は、①取引先の台湾進出および貿易取引拡大などに対するサポート②台湾における観光分野およびサービス・技術などの各種産業分野での交流促進支援③台湾における経済・金融・貿易事情などの情報収集および情報提供④台湾の政府機関・金融機関その他関連機関などとの関係強化――など。


場所は提携先の玉山銀行本店から徒歩5分の台北市松山区敦化北路170号3F。人員は現地採用1人を含む3人体制で、所長は支店長クラスを任命する予定。


九州フィナンシャルグループ傘下の鹿児島銀行も台北に駐在員事務所を設置するが、台湾では親会社が同じ持ち株会社であってもそれぞれ事務所を構える必要があるという。


今後のスケジュールは、5月下旬に台湾金融監督管理委員会から認可を受けた後、人事を発令し6月下旬に開設する。


笠原慶久頭取は「TSMC進出に伴うサプライチェーン企業や、玉山銀行から紹介を受けた進出企業などのさまざまなニーズに対応する」と同事務所の役割について話した。



台北駐在員事務所の入口(提供)

 

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