太陽生命、選択緩和型がん保険発売　健康不安への対応強化

太陽生命保険は5月1日、簡易な告知で申込める選択緩和型のがん保険2商品と、標準体向けに「ガン保険料払込み免除特約」を発売する。選択緩和型がん保険は外資系やネット生保での取り扱い例があるものの、国内大手生保では珍しい。シニア層など健康に不安を抱える人々の保険ニーズに応えた。

発売するのは「告知緩和型がん診断保険」と「告知緩和型がん治療保険」。がん診断保険の最高保障額は1000万円。上皮内がんでは給付金として1割を、その後悪性新生物へ進行した際に保険金として9割を支払う。過去にがん罹患歴があっても、5年を経過していれば申し込み可能だ。

同社は家庭訪問を通じて主婦層を主力に市場を開拓してきた。既存顧客に加えて定年退職後のサラリーマンなどシニア層の顧客が増えるなか、健康に不安を持つ人の保険ニーズの高まりに対応。2016年に選択緩和型の認知症治療保険を発売したほか、22年には死亡保険と先進医療保険へとラインアップを充実させてきた。