玉島信金、初の「企業版ふる納」実施 信金連携が奏功

2023.04.26 21:03
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近藤市長(左)へ目録を贈呈する宅和理事長(4月26日、高梁市役所)
近藤市長(左)へ目録を贈呈する宅和理事長(4月26日、高梁市役所)

玉島信用金庫(岡山県、宅和博彦理事長)は4月26日、岡山県高梁市へ企業版ふるさと納税を活用し100万円を寄付した。同信金が企業版ふるさと納税を活用するのは初めて。背景には、同市に本店を置く備北信用金庫(岡山県、岡田誠治理事長)との相互連携があった。


同市は、地元の名士である山田方谷(ほうこく)の大河ドラマ化を目指している。「市外の人にも高梁市の偉人を知ってもらいたい」(近藤隆則市長)と企業版ふるさと納税による資金調達を進めていた。しかし、企業版ふるさと納税は本社が所在する地方公共団体には寄付できない仕組み。相談を受けた岡田理事長が県内信金へ打診したところ、歴史的につながりの深い玉島信金が賛同した。


4月26日、高梁市役所で贈呈式を開催した。玉島信金が寄付した100万円は山田方谷の新聞連載小説の製作費などに充てる。備北信金は新聞広告のスポンサーとして同事業を応援する。宅和理事長は「今後とも信金同士のつながりを大切にしていきたい」と話した。

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