旭川信金、新理事長に武田本店長 原田理事長は会長へ
2023.04.21 19:17
旭川信用金庫(北海道、原田直彦理事長)は、4月21日開催の理事会で、6月7日に実施予定の総代会を経て、新理事長に武田智明理事本店長(58)が就任する人事を決めたと発表した。原田理事長(64)は代表権のある会長に就任する。トップ交代は10年ぶり。
原田氏は課題解決型営業を追求。法人向けでは、独自のビジネスマッチングシステムや「開業応援団・創業サポートデスク」を開設し、地元企業の支援を強化した。また、結婚相談所「A・YELL(アエール)」や職業紹介事業所「トライアルワークセンター」を開設。産学官との連携も強化し、まちづくりや地域経済の活性化に積極的に参画した。
理事長交代の理由について「理事長の在任期間が10年に及ぶことに加え、来年110周年(2024年4月)を迎える。この機会に清新な理事長と交代し、さらになくてはならない金融機関を目指していく」と述べた。
武田 智明氏(たけだ・ともあき) 北海道出身、58歳。87年法大卒、入庫。琴似、近文、東各支店長、総合企画部長を経て18年6月理事総合企画部長兼経理証券部長、20年4月経理証券部長、同6月札幌ブロック長兼札幌支店長、22年4月本店長。