しがぎん福祉基金、13団体に1021万円助成 介護機器など購入支援
2023.04.20 19:20
滋賀銀行の社会福祉法人「しがぎん福祉基金」は、4月20日に同行本店で助成金贈呈式を開いた。2023年度分として、13団体に計1021万円を助成する。
同基金は地元の福祉向上のため1984年に設立。国債の運用益や寄付を原資に、滋賀県内の福祉団体を支援し続けている。助成は39回目で、累計524件、4億107万円となった。
今回は39団体から申し込みがあった。審査は県健康医療福祉部などの協力を得て、事業の重要性と緊急性、先進性を基準に選考した。老人ホームで入居者の深夜徘徊(はいかい)を防ぐためのセンサーマット購入費の一部として120万円を助成したほか、介護事業所の車両購入、就労支援施設のプレハブハウス購入などを支援した。
同基金の大道良夫理事長は「当事業は39年前、当時の廣野寛・滋賀銀会長が自身の子が障がいを抱えていたこともあり、私財を投じて始めた。我々後輩はそれを受け継ぎ、広げていきたい」と話した。