東京海上日動、企業向け風災リスク診断 超高解像度の航空写真で
2023.04.18 04:50
東京海上日動火災保険は4月17日から、航空写真を活用した「企業向け風災リスク診断ソリューション」の提供を開始した。同社が保有する過去の風災事故に関するデータと国際航業社(東京都)が有する地上解像度5センチの超高解像度航空写真を活用し、風災事故につながりやすい老朽箇所を特定する。
自然災害の激甚化や建物などの老朽化が進行しており、台風や突風によって屋根の破損・飛散につながるリスクが高まっている。風災は高額事故につながるほか、建物内の設備や商品・製品などに被害がおよぶ可能性もある。また過去の事例によれば、1カ所被災した工場や物件では他の個所ももろくなっており、再発のリスクが高いという。
このため、今回のサービスは既存契約先で実際に風災を被った企業へ無償で提供。普段は目の届きにくい屋根のリスク診断から要修理箇所を特定する。国際航業は全国全エリアの航空写真を常備、定期的に最新画像へ更新している。既存のデータベースから必要個所を抽出するため、随時の診断が可能になる。
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