幡多信金、本店ビルを新築移転 24年9月オープン目指す
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幡多信用金庫(高知県、渡邊毅理事長)は、本店ビルを新築移転する。4月中旬に着工し2024年7月竣工、移転開店は同9月下旬を予定している。移転先は現本店から南東へ400メートルの県道沿いの交差点。築67年の現本店の老朽化に伴うもので、防災機能を充実させたビルに建て替える。
新本店ビルは、鉄筋コンクリート造り地上4階建て。敷地1356平方メートル、延べ床面積1980平方メートル。1階部分は本店営業部とし、ハイカウンター1カ所、残りはローカウンターと相談重視のレイアウト。4階には蓄電池式の自家発電設備を設置する。ATM2台、多目的トイレ、全自動貸金庫、来客用駐車場は12台収容。
南海トラフ地震に備えた耐震性と事業継続力、バリアフリー徹底による利便性の向上を目指す。建物は免震構造を採用、四万十市と連携して災害発生時には帰宅困難者らの一時受け入れなども検討している。業務用車両は順次電気自動車に切り替え、駐車場には数台分の充電器を設置。敷地内には防災用井戸も設置して災害時に備える。
移転後の現本店は取り壊すが、ATMコーナーや同信金の倉庫を設置する。
新住所は四万十市中村大橋通6の144。
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