幡多信金、本店ビルを新築移転 24年9月オープン目指す
2023.04.10 18:26.jpg)
幡多信用金庫(高知県、渡邊毅理事長)は、本店ビルを新築移転する。4月中旬に着工し2024年7月竣工、移転開店は同9月下旬を予定している。移転先は現本店から南東へ400メートルの県道沿いの交差点。築67年の現本店の老朽化に伴うもので、防災機能を充実させたビルに建て替える。
新本店ビルは、鉄筋コンクリート造り地上4階建て。敷地1356平方メートル、延べ床面積1980平方メートル。1階部分は本店営業部とし、ハイカウンター1カ所、残りはローカウンターと相談重視のレイアウト。4階には蓄電池式の自家発電設備を設置する。ATM2台、多目的トイレ、全自動貸金庫、来客用駐車場は12台収容。
南海トラフ地震に備えた耐震性と事業継続力、バリアフリー徹底による利便性の向上を目指す。建物は免震構造を採用、四万十市と連携して災害発生時には帰宅困難者らの一時受け入れなども検討している。業務用車両は順次電気自動車に切り替え、駐車場には数台分の充電器を設置。敷地内には防災用井戸も設置して災害時に備える。
移転後の現本店は取り壊すが、ATMコーナーや同信金の倉庫を設置する。
新住所は四万十市中村大橋通6の144。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 春の叙勲 金融界から24人
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高