日銀鹿児島支店、南九州地区の3月短観 人手不足感が高まる
2023.04.03 21:38
日本銀行鹿児島支店は4月3日、3月の南九州2県(鹿児島、宮崎)の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。全産業の業況判断DIはプラス11で、2022年12月の前回調査と同じだった。
製造業は前回調査と同じマイナス2。非製造業はプラス16と前回のプラス18から2ポイント悪化した。
一方、人員の過不足を示す雇用人員DIは全産業で前回から4ポイント悪化し、マイナス48。前回の12月調査に引き続き過去最低水準を更新し、各企業の人手不足感が一層高まっていることを示した。
服部良太支店長は「人手不足の結果、需要を取りこぼしているという嘆きの声も聞かれる。県外も含めて人材の争奪戦という様相を呈している」と説明。賃上げについては、「中小・中堅企業では難しいといった方が多い印象だが、競争上(大企業に)ついていかざるを得ないのではないか」と話した。
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