南日本銀、投資専門子会社を設立 地元企業を重視
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南日本銀行は4月3日、同行が100%出資する投資専門子会社「なんぎんキャピタル」を設立した。ファンドを通じた投資により、スタートアップ企業や中小企業の成長を後押しするのが狙い。グループ一体で、取引先企業などが抱える事業承継や販路拡大といった経営課題の解決につなげる。同行の子会社は、機械設備や自動車などのリース業務を行う「なんぎんリース」に続いて2社目。
投資先は地元企業を重視することを念頭に置く。特に「地域経済を下支えする中小企業や一次産業のスタートアップ企業に投資したい」(同社担当者)という。今後、各営業店と連携し、情報を共有したうえで投資先の選定を行っていく。
なんぎんキャピタルは3人体制で、正野和広常務が代表取締役を兼務する。資本金は1000万円。本社は同行本店内に置いた。