枚方信金、屋形船で観光体験会 舟運事業の活性化へ

2023.03.30 23:15
社会・地域貢献
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参加者にスマホでARのイメージを伝える吉野理事長(左、3月30日、屋形船「辨天」)

枚方信用金庫(枚方市、吉野敬昌理事長)は、3月30日に淀川舟運の体験会を開いた。屋形船を借り切り、行政関係者や観光業者、近隣信用金庫の役員ら計41人を招待。枚方を起点とした舟運事業の活性化を後押しした。


2025年の大阪・関西万博を契機に、同市の観光宿泊客を増やすのが狙い。その手段の一つが観光船事業の活性化だ。同信金は国土交通省近畿地方整備局や地元7市などと連携し、同市から万博会場の夢洲(ゆめしま)や京都府内へ観光船を毎日運航させる構想を進めている。


今回の体験会は「新造船を検討する旅客運輸業者やツアーを企画する旅行会社などにイメージを持ってもらうため」(吉野理事長)に開催。全長15メートルの屋形船を借り、枚方から3時間かけて大阪・中之島へ到着。その後約2時間、大阪湾周辺を視察した。


行政関係者は近畿地方整備局長や近畿運輸局観光部長、枚方市副市長らが出席。金融機関では三井住友銀行や信金中央金庫のほか、5信用金庫(京都中央、大阪シティ、北おおさか、大阪、永和)の役員らが参加した。


船中では、拡張現実(AR)を使ったコンテンツ作りに協力する情報通信研究機構(NICT、東京都)職員がスマートフォンなどでイメージ映像を紹介。OSK日本歌劇団(大阪市)の女優が歌を披露する一幕もあった。

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