西日本シティ銀、本館を複合ビルに 博多駅前の賑わい創出

2023.03.30 21:15
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西日本シティ銀、本店建て替え
完成イメージ

西日本シティ銀行は3月30日、福岡地所と推進する博多駅前の本店本館建て替えプロジェクト計画の概要を発表した。本店機能に加え、オフィスフロアや商業店舗を配置した複合ビルにし、博多駅周辺の賑わい創出に寄与する。


プロジェクトは、福岡市が取り組む「博多コネクティッド」に該当。博多駅周辺のつながりや広がりが生まれる広場の創出など賑わいの拡大に寄与するビルへの建て替えを促進するインセンティブ制度「博多コネクティッドボーナス」に認定された。


地下4階、地上14階建て、敷地面積約5230平方メートル、建築面積約5083平方メートル、延べ床面積約7万5678平方メートル。構造は鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造で、耐震性能は地下3階柱頭免震震構造。


賑わいが生まれる大規模立体広場「コネクティッドコア」を設け、博多駅から住吉通りやはかた駅前通りへの回遊性向上につなげる。博多まちづくり推進協議会の様々なイベント利用に対応する。


エネルギー削減量50%以上を達成し、「ZEB Ready」認証取得も目指す。「都心の森1万本プロジェクト」に賛同し、広場に中低木を配して、歩行者目線で緑が連続する緑化空間をつくる。


地下1階に、約400 人収容できるホールを設置。著名な音楽家が室内楽コンサートを開催できる高い音響性能を整備する。市民向けセミナーや会社説明会など多用途に利用できる。大規模災害発生時は、帰宅困難者の一時滞在施設として提供する。


デザインはデンマークを拠点に活動する国際的な建築デザイン事務所「3XNArchitects(スリーエックスエヌアーキテクツ)」が国内で初めて手掛ける。施工は大成建設で23年11月に着工し26年1月頃に竣工を予定する。

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