秋田銀、外部評価付きサステナ融資　達成に応じて金利優遇

秋田銀行は3月29日、外部評価付きサステナブルローンの取り扱いを開始する。SDGs（持続可能な開発目標）に取り組む企業の資金調達と、その後の目標達成を両面からサポートする。

同ローンは、サステナビリティ・リンク・ローン（SLL）型とグリーン・ローン型の2種類。SLLは、申し込み企業が取り組み目標を設定し、同行が達成状況に応じて金利を優遇する。グリーン・ローンは、グリーンプロジェクトの評価を受けた事業に融資をする。外部評価機関は、日本格付研究所、格付投資情報センターなど。費用は企業が負担する。融資金額は5000万円以上、期間は1～15年。

利用の手順は、企業が融資の申し込みとともに資金使途・取り組み目標を開示し、同行と外部機関が連携し目標設定が適正かなどを確認。外部機関がセカンドオピニオンの付与・公表を行い、同行が融資を実行する。その後は、企業が達成状況を報告し、同行がチェックする。

同行営業企画部は「同ローンの導入により、環境問題や社会問題の解決に向けた自社の取り組みを対外的にアピールしていただきたい」と語った。