皆生に4スイーツ店誕生 まちづくりファンド2号案件 鳥取銀と米子信金が設立
2023.03.24 19:02
鳥取銀行と米子信用金庫、米子市の3者で設立した「よなご住んで楽しいまちづくりファンド」の第2号案件として支援した四つの飲食店が3月24日、米子市の皆生温泉エリアにオープンした。
地域の魅力向上を後押しするため、遊休不動産を利活用する事業者を出資で中長期的に支援するのが狙い。4店舗同時に出店してエリア内の観光客の回遊性を高める。

オープンしたのはクロワッサン、天然かき氷、フルーツ大福の各専門店と起業家向けのチャレンジ店舗1カ店。運営会社はobanzai。同社事務所と天然かき氷専門店が空き店舗に入居し、それ以外の店舗はキッチンカーで営業。温泉エリア内の空きスペースを有効活用する。事業総額1650万円のうち1000万円を同ファンドが出資した。
同ファンドは22年2月1日に設立。投資対象は米子駅周辺の中心市街地や皆生温泉などで遊休不動産の利活用に関わる事業。
オープンイベントでobanzai代表取締役の末廣朋大氏は「皆生温泉を訪れる人が増え、回遊性が高まるきっかけにしたい」と抱負を述べた。