大同生命、サステナ計画策定 女性管理職比率25%
2023.03.25 04:30
大同生命保険は3月24日、自社および中小企業のサステナビリティ経営を促進するための推進計画を公表した。自社向けと中小企業支援の2階層で、2025年へ向けた六つのアクションプランを打ちだした。目標を実現すべく、①人財②人権③気候変動対応④ESG(環境・社会・ガバナンス)投資――の4分野で八つのKPI(成果指標)を策定した。
今回策定したのは、40年をゴールとするサステナブル企業像の中間目標。自社目標としてKPIに掲げた4領域に加え、中小企業とともに取り組む「サステナビリティ経営支援」と「ウェルビーイングに貢献」をテーマに掲げた。
人財面では社員の自律性を重視して個性を発揮するため、新たな研修体系・人事制度を導入。KPIに「プレゼンティーイズム(疾病就業)80%以上」や「女性管理職比率25%以上」を進める。
気候変動対応では、25年までに自社二酸化炭素(CO2)排出量を13年度比40%削減するとともに、30年までに使用電力の60%を再生エネルギー化する。
機関投資家としては、30年までに投融資先の排出ガスを20年度対比40%削減させる。このほか、大学との共同研究などを通じて中小企業のサステナビリティ経営の「見える化」に貢献し、支援コンテンツを拡充する。今後、ホームページに専用サイトを設けて取り組み状況を公表する。