SBI新生銀、PE中間持ち株会社設立 国内最大規模へ
2023.03.24 04:30
SBI新生銀行は3月23日、SBIホールディングスと共同でプライベートエクイティ(PE)事業の中間持ち株会社「SBI PEホールディングス」を5月1日に設立すると発表した。同持ち株会社の傘下に新生企業投資とSBIインベストメントを移し、シナジーを追求してPE事業を強化する。
新生企業投資は、サステナブルをはじめ各分野でパートナー企業との共同ファンド設立の実績がある。SBIインベストメントは対象企業の選定や交渉など、年間2000件以上のソーシング実績と300社以上のファンド投資家とのネットワークを持ち、累計1000億円以上のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を運営している。
設立するPE中間持ち株会社の運用資産額は合計4222億円(22年9月末、新生企業投資=915億円、SBIインベストメント=3307億円)となる。
両社は、ベンチャーキャピタル事業におけるソーシング活動の拡充やCVC事業を拡大する。バイアウト投資事業においては、事業承継分野を中心に運用額を拡大し、インパクト投資事業でもSBIインベストメントのネットワークを活用した3号ファンドの設立を目指す。