日証協会長、SVB破綻は「日本の銀行とは意味合い違う」

2023.03.15 18:16
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会見する森田会長
会見する森田会長

日本証券業協会の森田敏夫会長は3月15日の会見で、破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)について、事業モデルなどが「かなり特殊な銀行」としたうえで「日本の銀行とは意味合いが違う。あまり類似する形で考えないほうがいいのではないか」との見解を示した。


SVBはスタートアップ企業やベンチャーキャピタルなどに金融サービスを提供。森田会長は「日本の銀行の場合、預貸率が低いところはあるが、資金調達である預金の獲得の仕方が全然違っている。かなり多くの個人の方々から、安定的に預金を預けてもらっている」とSVBと邦銀の違いを説明。米金融当局は3月12日、預金の全額保護などを発表した。森田会長は「そんなにこの問題が広がらないだろう」とみるが、「少し似たタイプの銀行への動揺が続いているのが事実」とし、今後の行方については注視していく考え。

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