市場との対話と柔軟な金融政策運営に期待 大阪銀行協会長
2023.03.10 18:47
大阪銀行協会の高島誠会長(三井住友銀行頭取CEO)は3月10日に会見し、4月に発足する日本銀行の新体制について「外部環境の変化を踏まえたうえで大規模金融緩和政策の効果と副作用の両面を検証し、市場との対話を重視する柔軟な政策運営を期待する」と述べた。
関西経済の現状については、「全体として持ち直し基調にある」とし、今後については春闘で明確になる賃上げ姿勢が個人消費の先行きを左右するカギになるとの考えを示した。
2022年11月に手形交換業務が終了し、大阪銀行協会は3月13日から新事務所に移転する。今後の協会活動については「企業支援に役立つ金融機関向けのセミナーや特殊詐欺対策に加え、金融教育活動にも積極的に取り組む」と語った。
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