植田・次期日銀総裁案、参院も可決 4月9日就任へ
2023.03.10 10:59
参議院は3月10日、本会議で日本銀行次期総裁に植田和男・共立女子大学教授(71)を起用する案を採決し、賛成多数で可決した。併せて、内田眞一・日銀理事(60)と氷見野良三・前金融庁長官(62)を副総裁に充てる案も同意した。
両院での同意・承認を受け、政府の任命により、植田氏は4月9日付、内田、氷見野両氏は3月20日付で就任する。
日銀は金融政策決定会合(3月9~10日)を開いており、10日15時30分から黒田東彦総裁の定例会見を実施。異次元金融緩和の開始から10年を迎え、政策の連続性や副作用の深刻化などを踏まえた〝植田日銀体制〟に対する発言に、市場の注目が集まる。