みなと銀、三田市へ53万円寄付 スマートシティ構想に活用
2023.03.09 18:26
みなと銀行は3月9日、地域貢献寄付型ファンド「三田市とともに」の収益から53万3000円を三田市に寄付した。寄付金は同市が進めるデジタル技術を活用した「さんだ里山スマートシティ構想」の施策に活用される。
このファンドは、2022年7月4日に締結した、みなと銀と三田市との連携協定に基づき取り扱いを開始。対象は、同市のスマートシティ構想に賛同する法人・個人事業主。22年12月末までに10社・5億3300万円を実行した。寄付金は、みなと銀が受け取る利息や手数料など収益から融資実行額の0.1%相当額を拠出した。
当日、三田市役所で寄贈式を開催。みなと銀の武市寿一社長や三田市の森哲男市長のほか、同ファンドを利用した10社のうち6社のトップが集まり、目録や感謝状の贈呈などが行われた。
ファンド利用企業の日乃本食産の見野裕重代表取締役は、「三田が拠点の企業として、地元の発展に寄与できる商品の趣旨に賛同した」と挨拶。森市長は「デジタル先進地域として、市民生活の向上に努める」と謝辞を述べた。
みなと銀の武市社長は「スマートシティ構想の実現を応援していく」と話した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定