日銀熊本支店、景気判断「持ち直し」に据え置き
2023.03.06 19:31
日本銀行熊本支店は3月6日、熊本県の金融経済概観を発表し、県内景気の統括判断を「持ち直している」に据え置いた。
主要7項目のうち、生産は前回判断の「増加している」から「高水準で推移している」に引き下げた。個人消費について、観光施設の客足の回復傾向や宴会の予約増加など消費活動の正常化が見られているという。また、判断を引き下げた生産については、海外経済の減速や人手不足による稼働率の低下が下押しの要因になっている。
同日会見した高野裕幸支店長は、「物価の高騰により、消費者マインドが慎重になっている。今後も値上がりが続くため、動向を注視していきたい」と述べた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も