北陸財務局、総括判断据え置き 2月の経済調査
2023.03.01 18:29
北陸財務局は3月1日、「2月の北陸経済調査」を公表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」と据え置いた。個人消費、住宅建設、生産、雇用情勢の各項目も修正はなかった。
個人消費の判断は、引き続き「緩やかに持ち直している」とした。スーパーからは「1月下旬には、大雪に備えて食料品をまとめ買いする動きがみられた」との声があがった。観光地からは「1月下旬は積雪の影響でキャンセルが発生したが、全国旅行支援やJR西日本のキャンペーンの効果があった」との声が聞かれた。
住宅建設は「弱含んでいる」と判断を維持。生産については「回復に向けた動きに一服感がみられる」とした。電子部品・デバイス分野では、スマートフォンや白物家電、自動車向けで弱い動きがみられた。
堀田秀之局長は、北陸地域の経済について「雪や寒波が来ると消費が増えるという特徴がある」と指摘した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も