たちばな信金、長崎高技専と協定　県内への就職促す

たちばな信用金庫（長崎県、塚元哲也理事長）は2月28日、長崎県立長崎高等技術専門校と産学連携協力に関する包括協定を締結した。次世代の人材育成や雇用の創出などに取り組み、地域活性化につなげる。

同校が金融機関と連携協定を締結するのは初めて。同信金の取引先から人材不足の相談を受け、即戦力の人材を求めて同校の見学に職員と取引先で参加したことがきっかけとなった。

連携内容は、①教育・人材育成②雇用③産業振興――の3点。同校の在学生と即戦力として採用したい地場企業をマッチングする。同信金の取引先とインターンシップの開催や同校のイベントで取引先の商品紹介なども予定する。

塚元理事長は、「学生に地元企業の良さを伝えていきたい」と話した。

同校では、同信金の取引先のインターンシップに参加した学生2人の採用が決まるなど実績が上がっているという。