鹿児島相互信金、食品輸出相談会開く 香港のバイヤーが来日
2023.02.22 21:24
鹿児島相互信用金庫(鹿児島県、永倉悦雄理事長)は2月22日、「3か国食品輸出商談会」を開いた。取引先の海外販路拡大を後押しする狙い。香港のバイヤーとは対面で、中国、ベトナムの事業者とはオンラインで結んで商談した。現地のバイヤーが来日するのは3年ぶり。
酒造会社や食品加工会社など取引先10社がバイヤーに商品をアピールした。香港から、「YOU & ME VILLA(優美)」の吴良友代表が来日し、現地消費者の高級志向など市場動向を説明。参加企業から海外での販売実績や商品価格などを把握した。現地に拠点を設けることを勧められる企業もあった。
焼肉店向けの精肉を売り込んだ寿商会の担当者は「対面での商談は相手の雰囲気を感じ取れ、話も進みやすい」と面談の利点を感じていた。
中国との商談では同信金職員が通訳した。
同信金では、2023年度も対面式の輸出商談会を企画する。海外販路拡大を目指す顧客組織「TOBO会」の活動再開も目指す。