損保ジャパン、洋上発電を財務分析 災害時の影響試算
2023.02.17 19:38損害保険ジャパンとSOMPOリスクマネジメントは2月17日、洋上風力発電事業者を対象に自然災害などによる財務への影響を分析するサービスを開始した。
同発電事業は自然災害のほか、海底ケーブルの重大事故や変電所の火災などのリスクにさらされる。そのため2020年7月、洋上風力発電に固有のリスクを評価するモデルを開発。
今回、同モデルを応用し、自然災害に伴う事故や故障による損害などを確率的に反映した保険料シミュレーションを実施する。その上で、支払う保険料が事業計画のキャッシュフローに与える影響も分析する。
リスク評価は、発電設備の国際的な設計基準や風車の制御方式、立地状況などに基づいて損害の規模や頻度の違いを評価。損害や故障、事故で運転停止した場合の利益損失を作業船の用船費用や海象条件を考慮しつつ、確率的に推定する。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 春の叙勲 金融界から23人
- 政府・与党、ファクタリング強要を警戒 手形の期間短縮で中小悲鳴
- 静岡銀、データ利活用を加速 りそな銀・ブレインパッドと連携
- 銀行・信金、実務型インターン3割 多様な業務内容 理解促す
- 日本公庫、「創業環境は平時に」 融資件数は3年連続増加 飲食・宿泊業が伸長
- 山形銀、新入研修を2カ月に延長 長期宿泊で連帯感醸成
- あおぞら銀、最終赤字498億円に下方修正 繰税資産取り崩しで
- 千葉興業銀、リスク取り農業の実証実験 自前の「イチゴ農園」開設へ
- 多摩信金、ビッグアドバンス導入 マッチングや補助金支援
- リンカーズの商談システム、導入先同士の案件マッチング 浜松いわた信金で32件創出