千葉銀のベンチャー育成基金、5先に1500万円助成 22年度下期
2023.02.07 19:30
千葉銀行が全額出資する公益財団法人ひまわりベンチャー育成基金(米本努理事長=同行頭取)は2月7日、地元のベンチャー企業に2022年度下期の助成金・家賃補助金を交付した。助成金は5先に計1500万円(上期も同じ)、家賃補助金は3先に年間計172万6000円(上期は2先・110万2000円)。同行本店で開催した助成金交付式では、助成金交付先による自社事業のプレゼンテーションが行われた。
同基金は1998年10月に設立・発足。これまでに49回実施し、助成金と家賃補助金の合計は8億513万4000円となった。22年11月1~30日の募集期間には助成金で50件、家賃補助金で9件の応募があり、事業の新規性や独創性、将来性などに基づき審査した。
交付先企業はいずれも設立7年以内。助成金の交付先には産業用ドローンを用いた点検ソリューション事業の「Liberaware」(千葉市)や透明導光板による3Dイルミネーションパネル開発の「イルミナ」(船橋市)、完全自動運転車を研究する「TURING」(柏市)などが選ばれた。