西日本FHD、久保田会長が新春講演 世界経済を解説
2023.01.27 19:57
西日本フィナンシャルホールディングス(FHD)と西日本シティ銀行は1月27日、福岡市内で新春経済講演会「2023年経済・金融の見通し~世界、日本、そして九州~」を開催した。
同FHDの久保田勇夫会長による講演会で今回が16回目。久保田会長は23年の重要事項として、①今後のウクライナ問題②米国の経済と政策③中国の政策④岸田政権の経済政策――の四つを示した。金融政策ではFRB(連邦準備理事会)やECB(欧州中央銀行)、日本銀行の現状と今後の見通しを説明。「今後の米国の金融政策が世界経済に与える影響は大きい」とした。
23年の九州経済は「基本的には全国と同じ」。九州特有の背景には、西九州新幹線の開業、台湾のTSMCなど半導体・エレクトロニクス、天神ビッグバンなど都市開発を挙げた。
注意すべき事項として、新型コロナ、防衛関連の支出、中国経済、為替相場などについて言及した。