利根郡信金、尾瀬保護に30万円寄付 財団から感謝状
2023.01.23 17:02
利根郡信用金庫(坂井隆理事長)は1月23日、尾瀬保護財団に30万円を寄付した。財団への長年の貢献が認められて同日、感謝状も授与された。
同信金は2018年4月から尾瀬に咲くミズバショウをモチーフにした企業ロゴマークを採用し、夏季に貴重な高山植物をニホンジカの食害から守る「大規模植生保護柵」の設置にも協力している。寄付は08年度に、定期預金「尾瀬のなかま」の収益の一部284万円余りを贈呈。その後も横断幕広告型寄付として13年、16年、19年にそれぞれ3年分30万円を贈り、今回を含めて累計404万円余りになった。
今回は23~25年分の30万円を寄付。資金は保護柵設置のほか、5~11月の開山期間中に尾瀬の群馬県側入山口に掲げる「『ごみ持ち帰り』普及啓発横断幕」の制作費用などに充てられる。横断幕には広告として同信金の企業ロゴマークもあしらう。
感謝状を受け取った坂井理事長は「美しい尾瀬がいつまでも守り継がれるよう、環境保全活動に協力していく」と話した。