日銀、景気判断4地域で引き上げ 個人消費「持ち直し」一段と
2023.01.12 17:28-のコピー.webp)
日本銀行は1月12日に支店長会議を開き、地域経済報告(さくらレポート)を公表した。供給制約の緩和や、新型コロナウイルス感染症の抑制と経済活動との両立により、個人消費の回復が強まり、景気の総括判断は全9地域中4地域で前回(22年10月)から引き上げるなど、全国的に景気が「(緩やかに)持ち直している」現状を示した。
支店長会議での報告に基づく「景気の現状」では、個人消費について、全国旅行支援による国内旅行の増加などが報告されたほか、水際対策の緩和や為替円安の影響でインバウンド需要の持ち直しを指摘する声もあった。
足元の物価上昇については、「価格転嫁の進展」と「節約志向の強まり」の両面が報告されたものの、売り上げは値上げ後も堅調・底堅いとの報告が多かった。
雇用面では、経済活動の改善により人員の拡充が進む一方、「採用難から人員を充足できず、需要を取りこぼしている」といった指摘も少なくなかった。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト