山梨信金、相模原市とSDGsで連携 中小支援へ知見提供
2023.01.10 16:17
山梨信用金庫は1月10日、神奈川県相模原市とSDGs推進に関する連携協定を締結した。相模原市内に6店舗ある同信金はノウハウやネットワーク機能を市に提供し、地元中小企業のSDGs経営を後押しする。ビジネスマッチングを通じた商機拡大にもつなげる考えだ。
山梨信金は連携協定の第1弾として、1月17日に信金中央金庫地域・中小企業研究所から講師を招き、地元企業向けに「中小企業の持続可能な成長のためのSDGsの取り組みとは?」と題するセミナーを開く。SDGsに取り組むメリットや地域企業の事例を解説するほか、相模原市みんなのSDGs推進課の担当者がSDGs経営を支援するビジネス認証制度について説明する。
デジタルサイネージを活用して来店客にSDGsビジネス認証制度などを紹介する。五味節夫理事長は「当金庫と市のそれぞれの強みを発揮し、緊密な連携を通じて市のSDGs推進と地域の課題解決に貢献したい」と語った。
2020年7月に「SDGs未来都市」に選ばれた相模原市は、子供から大人までSDGsを学べるオリジナルカードゲームの製作やSDGsに積極的に取り組む企業や団体を登録するパートナー制度の導入など各種施策を相次いで打ち出している。本村賢太郎市長は「相模原市に多い中小企業の支援はSDGs推進の柱になる。中小企業との関わりが深い山梨信金とWin-Winの関係で推進を強化してきたい」と期待を寄せる。
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