三菱UFJ銀、フィンテックのカンムへ7割出資
2022.12.27 19:58三菱UFJ銀行は12月27日、フィンテックのカンムの株式約7割(投資額約160億円)を取得することで合意した。2023年3月末にも連結子会社化する。カンムの機能やノウハウをグループの商品・サービスと組み合わせて利便性向上を目指す。
カンムは、オンライン決済サービスでVisaブランドのプリペイドカードアプリ「バンドルカード」を発行。600万ダウンロードを誇る。
スコアリングモデルを活用した後払いサービス「ポチっとチャージ」は、チャージ後すぐにコンビニなどでの支払い利用可能。同行は、銀行にはないノウハウを掛け合わせて「イノベーションを創出する」という。
同行は個人顧客3400万人を対象にバンドルカードを展開し、既存ブランドのデビットカードへ後払いサービス機能の実装を見込む。将来的には、「B2CだけでなくB2Bにもスコアリングモデルを活用し、海外向け金融商品への展開を検討する」としている。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 一部地域銀、レビキャリ活用に悩む 金融庁から強い働きかけ
- 片山さつき財務・金融担当相 積極財政で力強い経済成長
- 住宅ローン、物件高騰で長期・大口化 利上げ耐性にもろさ
- 信金、メール運用の見直し検討 犯罪対策や内部監査強化
- 城南信金と京都中央信金、生成AIの共同研究会 キックオフイベント開催
- 大手信金、内々定者交流で辞退減 「転勤なし」ニーズ合致
- みずほFG、内定辞退率10ポイント改善 役員が交流、〝距離〟縮める
- SBI新生銀、地銀向けにデジタル資産テーマのセミナー 87行217人が参加
- 経産省、人的資本経営の成果を共有 しずおかFGやCCIGが発表
- 信金、人材紹介支援広がる 「スキマバイト」活用