三菱UFJ銀、東南アのアクラクへ2億ドル出資

2022.12.27 04:30
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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ銀行は12月26日、東南アジアでデジタル金融サービスを展開するアクラク社へ2億米ドル(約260億円)出資する契約を締結した。フィンテック事業者を通じてオンライン購買ニーズを取り込み、金融包摂を実現していく。


アクラクはインドネシアを中心にEコマースや後払いサービスBNPL(Buy Now Pay Later)を展開。特に金融浸透率の低い同国においてアンダーバンクト・アンバンクト層(銀行サービスを受けられない顧客層)が物品・サービスを購入する際の金融インフラに成長している。アクラク傘下のBank Neo Commerceは同国の有力なデジタルバンクの一つだ。


東南アジアを第2のマザーマーケットと位置付けるMUFGは、ダナモン銀行などを連結子会社化し、スーパーアプリ事業者Grab社と資本提携。POSローンのコンシューマーファイナンス会社であるHome Credit社の買収を決めている。インドネシアを中心の東南アジアの成長を取り込んでいく構えだ。

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