宮古信金、元職員が313万円不正利用
2022.12.23 18:42宮古信用金庫は12月23日、20代の男性職員が顧客名義のカードローンで総額313万7954円を不正利用していたと明らかにした。同職員は12月20日付で懲戒解雇された。
元職員は1月26日~11月27日に顧客2人からカードローンの一部を不正に預かり、遊興費やクレジットカードの返済に充当。別の顧客には、マイカーローンの返済金のうち3万3000円を立て替えていた。これらと別に、ある顧客には内規に反して現金とカードを預かり、カードローンの入出金を代行していた。
同信金が、窓販保険料の口座振替不能先を確認したところ、元職員の不審な振り込みがあったため調査し、顧客名義のカードローンの不正が発覚した。余罪を調査するなかで不正な立て替えが発覚。本人と親族から被害金額が弁済したことから、刑事告訴は見送る考え。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%