東京海上日動あんしん生命、元営業職員が3億8000万円詐取 無断解約や架空契約などで
2022.12.23 16:05東京海上日動あんしん生命保険は12月23日、加屋野一建・元営業職員が架空の保険契約に基づく保険料の不正取得や、虚偽の説明により名義変更をしたうえで解約返戻金や契約者貸付を詐取した事案が判明したと公表した。被害は個人7人と13法人の計41件、約3億8000万円。
10月19日、行為者が警察へ自首し発覚。詐取は2017年5月22日~22年7月15日に行われていた。その後の調査で契約締結の見返りとして契約者へ金銭を提供する約束をしたり、自身の成績のため自ら保険料を負担するなどの行為も判明した。
同社は11月22日付で行為者を懲戒解雇した。警察へ相談するとともに告訴。判明した被害者への弁済は完了した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融機関、「カスハラ」対応急務 コロナ禍後に被害増加傾向
- 銀行界、超低利融資が減少の兆し 企業、長期・固定を選好
- 政府、ウェルビーイングの柱に金融 教育推進や持ち株制度普及
- 鳥取銀、M&A上位資格を70人取得 営業店が事業承継支援
- 【変わる預金戦略】地域銀トップの発言から探る次の一手 「金利ある世界」の資金調達
- 経済安保 システム事前審査開始 大手行、ベンダーと調整
- りそなHD、マネロン調査 自動化 〝進化するAI〟本番適用
- 環境省、地域銀に新プログラム 自然情報分析を後押し
- 広島銀、相続の顧客提案迅速に AI不動産査定サービス導入
- UI銀など、電力データ活用しマネロン対策 不正アクセス検知の実証実験