日銀名古屋支店、製造業は3期連続悪化 東海3県の12月短観
2022.12.15 10:14
日本銀行名古屋支店は12月14日、東海3県(愛知、岐阜、三重)の2022年12月短観(企業短期経済観測調査結果)を発表した。全産業の業況判断(DI)は0となり9月の前回調査から2ポイント改善した。
製造業はマイナス6で同1ポイント低下し、3期連続の悪化となった。改善したのは紙・パルプや非鉄金属、金属製品など5業種。非製造業はプラス7で同5ポイント改善。2021年9月から6期連続の改善となった。改善したのは小売や宿泊・飲食サービスなど11業種。
中島健至支店長は、「着任して6カ月だが、経済は足踏みが続いているというのが感想だ。製造業は生産活動が計画通りに進まないことやサプライチェーンの混乱など経営者にとって苦労が多かった1年と推察される。一方で、来年に向けては、サービス消費の持ち直しや賃上げ機運の高まりなど良い兆しも見られる」と明るい話題で締めくくった。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%