野村HD、中東ドバイに拠点開設 富裕層向け営業強化

2022.12.13 18:23
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野村ホールディングス(HD)は12月13日、アラブ首長国連邦のドバイにインターナショナル・ウェルス・マネジメントの拠点を開設すると発表した。ノムラ・シンガポール・リミテッドのドバイ支店という位置づけで、ドバイおよびシンガポールの金融監督当局から「原則承認」を受けている。ドバイ当局の本認可が下り次第、営業を開始する。


同社は従来、ウェルス・マネジメント事業を国内リテールの一部門と位置付け、内外一体で取り扱っていた。しかし、富裕層顧客の求める商品・サービスがより機関投資家水準に近いことから、2020年4月にホールセール部門へ統合。香港およびシンガポールを拠点に約90人のプライベート・バンカーを配置して、同年9月からこれまでに約1000件の新規口座と約55億米ドル(約7535億円)の資金流入額を得てきた。


ドバイには在外インド人や南アジアの富裕層が長年にわたり居住。今後の高い成長が見込まれるほか、ここを足場に中東や南インド、アフリカのビジネス創業家やその一族との取引を拡大していく。

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