三菱UFJ銀、ドコモとデジタル口座提供 BaaSで提携

2022.12.13 04:35
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dスマートバンクの主要な三つの画面
dスマートバンクの主要な三つの画面

三菱UFJ銀行は12月12日、NTTドコモ(ドコモ)とスマートフォンアプリで利用できるデジタル口座サービス「dスマートバンク」の提供を開始した。BaaS(サービスとしての金融)ビジネスモデルで提携し、サービスを開発。三菱UFJ銀にとってはドコモユーザー9000万人への接点拡大が期待される。


三菱UFJ銀は、API接続によって「口座開設」と「残高照会」機能を提供。今後、「振込・振替」機能も提供する。さらには住宅ローン機能についても協議している。今回の取り組みの意義について「商品提供ではなく機能提供という新しいビジネスモデルにチャレンジできた」(同行)。


ドコモは、金融サービス仲介業と電子決済等代理業へ登録。ドコモが主体となってサービスを展開し、アプリ上で口座情報を表示する。銀行機能を採り入れたdスマートバンクを中核にして、d払いなどの決済や投資、保険、融資などのドコモの既存金融サービスとの連携を図っていく。ドコモは「将来的なUXの一体化を開発していきたい」考えだ。


dスマートバンクは、dポイントが年間最大660ポイントたまる仕組み。三菱UFJ銀の各種手数料優遇があるほか、口座残高を日常利用の「おサイフ」と貯蓄の「貯金箱」に分けて管理でき、資産運用と連携させる機能も備えている。

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