OLTA、OEM契約を信金にも拡大 桐生信金で12月1日開始
2022.11.30 20:29
フィンテック企業のOLTA(東京都)は、オンライン型ファクタリングサービスのOEM(相手先ブランドによる生産)契約を信用金庫にも広げる。第一弾として桐生信用金庫(群馬県、津久井真澄理事長)と提携。12月1日から同信金の取引先へサービスの提供を始める。「短期かつ少額の運転資金を必要とする中小企業や個人事業主をサポートしたい」(OLTA)としている。
利用者は、入金待ちの請求書をOLTAの専用サイトにアップロードすれば、2~9%の手数料を差し引いた金額が指定口座へ振り込まれる。売掛先からの入金後、請求書の金額を同社へ弁済する。1件当たりの利用金額は平均で約100万円という。
桐生信金は「きりしんクラウドファクタリング powered by OLTA」の名称で取引先へ案内する。専用ウェブサイトを開設するが、運営はOLTAが担う。
同社は2020年以降、地域銀行を中心にOEM契約を進めている。桐生信金を含めて、21金融機関となった。契約先をさらに増やしたい考えだ。