高岡信金、純利益が大幅増 22年4〜9月期決算

2022.11.25 19:10
決算
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決算説明する永岩理事長(11月25日、高岡信金本店)
決算説明する永岩理事長(11月25日、高岡信金本店)

高岡信用金庫(富山県、永岩聡理事長)は11月25日、2022年4~9月期の決算を発表した。純利益は前年同期比44.3%増の4億7400万円と3年ぶりの増益となった。融資先の倒産などもなく、過剰な引き当て基準を見直し、与信関係費用が減少したことによる。


経常利益も同36.7%増の5億6200万円。経常収益は与信関係費用の減少を見込んで有価証券売却を抑制した結果、同2.2%減の23億6500万円。投資信託解約損益を除くコア業務純益も同2.2%減の3億1000万円とほぼ横ばい。


永岩理事長は「実体的には前年並みで、まずまずの結果」と中間期決算を評価する。通期では、前年度比でわずかながらも減収減益を予想。今後は、同信金が取り組むES(従業員満足)向上施策にともない経費が増加するため、それをカバーするだけの収益力をあげていくことが課題となる。

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