政投銀、純利益161億円減の574億円 信用コスト増で
2022.11.24 18:03日本政策投資銀行が11月24日に発表した2022年4~9月期決算(連結ベース)は、純利益が前年同期比161億円減の574億円となった。不良債権関連処理額が前年同期比約140億円増となるなどクレジットコスト増加の影響が財務全体に影響した。
業務粗利益は外貨調達コストの上昇などにより、同20億円減の738億円に。投資関係損益は同41億円増の356億円を計上した一方、与信関係費用は貸倒引当金の繰入などにより136億円の損となった。
貸出金残高は、14兆5270億円(22年9月末)と前年同月末(14兆3380億円)比で約1800億円増加。会見した地下誠二社長は「危機対応がピークを越え、残高は減る想定をしていたが、エネルギー関係企業を中心に貸出需要が思いのほか増えた」と背景を述べた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口
- 大手行、中途採用で営業力補強 地銀・信金から流出も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手