鹿児島信金、支店空きスペース活用 祝日にマルシェも
2022.11.23 19:54
鹿児島信用金庫(鹿児島県、中俣義公理事長)は鹿屋支店(緒方太一支店長)の空きスペースを活用し地域活性化に取り組んでいる。10月1日、同店に地域活性化担当を配置。店内の「おおすみ杜のギャラリー」や広い駐車場を地元企業などに貸し、地域貢献につなげている。
11月23日には、一般社団法人リトル太陽による「共生マルシェ」に駐車場を無料で提供した。マルシェ形式の販売会への提供や祝日のイベント開催は初めて。
マルシェには地元企業6社が出店し、バナナジュースや2017年の全国和牛能力共進会で農林水産大臣賞に輝いた「薬師牛」を使ったサンドイッチなどを販売した。「みなみのたいよう保育園」(肝属郡)の園児18人も和太鼓を演奏。人気アニメ、鬼滅の刃の主題歌「残響散歌」など3曲を披露し、会場を盛り上げた。

同店地域活性化担当の鳥越正浩氏は「地元の方や職員同士で協力しながら、地域の良いところを発信できる場所にしたい」と強調。地元商工会とのイベントやギャラリーの新たな利用方法も検討している。
同店は寿支店との統合に伴い、21年11月に新築移転した。これまで取引先がフードトラックを出店するスペースを提供したほか、ギャラリーでは地元企業の商品を紹介している。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高