近畿労金、「SDGsプロジェクト」セミナー 展示会も開催

2022.11.21 09:32
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セミナーには会場とオンラインで約50人が参加した(11月20日、近畿労金肥後橋ビル)
セミナーには会場とオンラインで約50人が参加した(11月20日、近畿労金肥後橋ビル)

近畿労働金庫(江川光一理事長)は11月20日、「エイブル・アートSDGsプロジェクト」セミナーを肥後橋ビルで開催。同時に展示会やワークショップも実施した。今回は、廃棄されるものに価値を見いだすことをテーマとし、地域でSDGs(持続可能な開発目標)の課題に向き合う取り組みを、アートの視点から支援した。


セミナーは、プロジェクトパートナー団体の「くふう」と「副産物産店」のメンバーを招き、会場とオンラインで約50人が参加した。


「くふう」は、同労金の事業活動で廃棄される古いチラシなどを活用。ポーチやペンケースなどに再生する「再彩ファクトリー」の活動を報告した。


「副産物産店」は、障がいのある人が創作活動を行っている福祉施設などを巡回。作品を創作して余った材料を「副産物」とし、それらを組み合わせた新しい作品を「〝福〟産物」として紹介した。



使い終わった文具など廃材を使用したアート作品や製品を展示(11月20日、近畿労金肥後橋ビル)
使い終わった文具など廃材を使用したアート作品や製品を展示(11月20日、近畿労金肥後橋ビル)

会場では、今回のプロジェクトでできた作品や製品を紹介する「リ・プレイ展」を開催。レジ袋を使って新しい袋に生まれ変わらせるワークショップも行った。


同労金では2000年度から、市民団体「たんぽぽの家」とともに、障がいのある人の芸術活動を支援する「エイブル・アート近畿 ひと・アート・まち」を展開。21年度からは「エイブル・アートSDGsプロジェクト」に装いを変えて実施している。


宮西泰樹常務は「『ひと・アート・まち』には20年間で、延べ14万人に参加していただいた。近年のSDGsの盛り上がりをみると、やっと時代が追い付いてきたという実感がある」と話した。

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