関信協、3年ぶりロープレ大会 千葉3信金が上位入賞
2022.11.14 20:03
関東信用金庫協会(平松廣司会長=かながわ信用金庫理事長)は11月14日、信用金庫会館京橋別館(東京都中央区)で8回目となる「関東地区信用金庫ロールプレイング大会」を開催した。会員信金のうち、出場を希望した11信金の渉外担当者が腕を競った。
リアル開催は3年ぶり。出場信金は、高崎、桐生、北群馬、青木、千葉、銚子、東京ベイ、佐原、かながわ、新発田、山梨。新型コロナウイルス感染防止のため、開催会場や同行者は大幅に縮小した。当日の様子はオンラインで、会員全49信金に同時配信した。
冒頭、同協会人事教育委員長の酒井正平・東京ベイ信金理事長は「現場で活躍する職員にはお客さまへの提案型セールスが求められている。日頃の訓練の成果を存分に発揮してほしい」とあいさつした。
設定は、①1965年から下町で営業する、惣菜品が人気の小型スーパーを訪問②若年層が入居の大半を占めるマンションの開発が進み、彼らを呼び込もうと全体的に商品価格の安いショッピングモールが進出。若年層はモールに流れている③売り上げと来店客数は減少している一方、高齢のファンは一定数存在④ビジネスモデルの改善や新分野の進出を検討中――というもの。
15分の持ち時間で、出場者は財務データなどをもとに、若年層を取り込むための電子決済サービスや、オープンキッチンの導入によるPRなど経営改善策を提案した。優勝したのは、東京ベイ信金の入庫2年目・杉澤里奈さん(23)。「若年層向けの提案など複数案を用意しました。大会に向けて、徹底的に提案を掘り下げて準備したのが良い経験になりました」と振り返った。

大会結果は▽優勝=杉澤里奈(東京ベイ・城東営業部)▽準優勝=前島和宏(佐原・作草部支店)▽3位=鏑木達也(銚子・地域サポート部)。その他の出場者は敢闘賞。