セブン銀、株取引サービス開始 買い物感覚で投資体験
2022.11.08 18:06
セブン銀行は11月8日、Finatextホールディングス(HD)証券子会社のスマートプラスと連携し、株取引サービス「お買い物投資コレカブ」の提供を開始した。同行の口座保有者が対象。セブン銀スマートフォンアプリから、商品のバーコードを読み取ると、その企業の株式の購入が可能だ。買い物をするように、1株数百円単位から投資体験が手軽にできる点が特長。
特定商品のバーコードを読み取ると、株式購入時に利用できるクーポンを付与。読み取った銘柄のコレクション機能を用意するなどゲーム性を重視する。バーコード検索以外にも、テーマやキーワードなどで銘柄を探すことができる。日本株約200銘柄、米国株約100銘柄などを取りそろえる。取引手数料は、日本株の場合、約定金額の0.715%(税込み)で、最低手数料は55円(税込み)。

顧客はセブン銀のスマホアプリで、スマートプラスの証券口座を開設。株式購入時には、同行の口座から証券口座へ自動入金される。最大5000円相当の株式購入代金をプレゼントするキャンペーンを展開している。
同日の会見で、セブン銀の西井健二朗執行役員は「気がつけば投資が生活の一部となって、資産形成いただけるような世界観を、リテール、コンビニならでは金融機関として作っていきたい」と抱負を語った。
FinatextHDの林良太CEOは、ユーザーが毎日利用するアプリの数は限られるなか、「新しいアプリが食い込む隙は減っている」と指摘。スマートプラスの証券基盤を活用し、セブン銀アプリに証券取引サービスを組み込むことで、「多くの皆さまに使ってもらえることが可能になる」と期待する。
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