山梨中央銀、デジタル世代と接点 SNS戦略やイベント誘致で
2022.10.30 04:55
山梨中央銀行は、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の戦略的活用や東京ガールズコレクション(TGC)の地元誘致など、若年層との接点拡大に向けた動きを本格化させている。人口減少や少子高齢化が進展するなか、将来の取引先となるデジタルネイティブ世代を引きつけるには、魅力的な情報発信やコンテンツ提供が欠かせないと判断した。
同行は10月26日、SNSの戦略的活用策としてホリプロデジタルエンターテインメント(HDE)の鈴木秀社長(32歳)とアドバイザー契約を締結。SNSの戦略策定からコンテンツ作成、効果測定までSNS活用全般にわたるサポートを受ける。
鈴木氏は山梨県出身で、14歳でEC事業を起業。山梨大学大学院在学中にYouTubeのマネジメント企業創業にも携わり、2018年からHDE創業の中核メンバーとして参加。20年から現職を務め、22年6月には山梨県顧問に就任した。これを知った山梨中央銀の担当者が鈴木氏にSNSアドバイザーを依頼し、契約に至った。
若い女性を中心に人気の高い東京ガールズコレクションの山梨誘致にも貢献。同行は21年2月以降、独自のネットワークを活用してTGCの運営会社「W TOKYO」の幹部とオンラインでエンターテインメント業界による地方活性化などについて協議。現地視察も実現させた。
最終的に河口湖ステラシアターで22年10月22日、山梨県主催の「TGC FES YAMANASHI 2022」が開催され、有名モデルや人気Youtuber、注目アーティストが顔をそろえ、女性ファンから拍手喝采を浴びた。今後、こうしたイベント情報をSNSで発信・拡散させる可能性もある。
同行は鈴木氏のアドバイスを受けながらフォロワー数を加速度的に増やし、デジタルネイティブ世代への影響力が大きい“インフルエンサー”のポジションを狙う。そのうえで、金融機関としてマーケティングやコミュニケーション、リクルーティングなど多方面にSNS活用を広げていく方針。