三井住友FG、量子研究計画に参画 業務への活用展望

2022.10.25 18:21
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三井住友フィナンシャルグループ(FG)と日本総研は10月25日、産学官連携の量子ソフトウェアの研究プロジェクトへの参画を公表した。量子コンピュータと従来の古典コンピュータを組み合わせたアルゴリズム開発に貢献することで、量子ソフトウェア開発を加速させる。


東京大学を代表機関とする量子ソフトウェアの研究拠点「量子ソフトウェアと HPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)・シミュレーション技術の共創によるサスティナブルAI(人工知能)研究拠点」が、科学技術振興機構の産学連携プログラムに採択されたことが契機となった。プロジェクトでは産学官連携の量子ソフトウェアの研究拠点で複数の技術を組み合わせて新たなAI技術を開拓し、三井住友FGは業務への活用に向けて研究を進める。


量子コンピュータは、従来の計算に膨大な時間を要する課題を短時間かつ極めて少ない電力消費で解くことが可能。三井住友FGは2021年6月から東京大学大学院理学系研究科の「量子ソフトウェア」寄付講座に協賛し、量子ソフトウェアの社会実装や専門人材の育成を進めている。

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