千葉銀、量研と提携 研究シーズを取引先に周知

2022.10.18 04:50
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イノベーションの創出に向けて連携する米本・千葉銀頭取(左から3人目)と平野・量研理事長(同4人目、10月17日、千葉銀本店)
イノベーションの創出に向けて連携する米本・千葉銀頭取(左から3人目)と平野・量研理事長(同4人目、10月17日、千葉銀本店)

千葉銀行は10月17日、量子科学技術の社会実装を目的に国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(量研、千葉市)と連携協定を締結した。量研の研究者による起業を同行が資金面で後押しするほか、先進的な放射線医学や量子科学技術に関わる研究シーズや成果・技術を企業とマッチングしてイノベーションの創出を図る。


今後は担当者レベルで定期的に意見交換を実施。量研の研究について同行取引先に周知する機会を増やすほか、研究成果の事業化を目指すベンチャー企業への伴走支援で協力していく。量研は2016年に設立された国の研究機関で、ガン・認知症の治療法や放射線の人体への影響、核融合、生命科学など幅広い分野で高度な知見を有している。


協定書を取り交わした同行の米本努頭取は、「国策として量子技術の産業活用やスタートアップ支援が掲げられるなか、双方が持つリソースを掛け合わせることで地域に貢献できる」と期待。量研の平野俊夫理事長は、「科学技術と金融という異分野による調和ある多様性の創造で社会課題を解決していきたい」と話した。

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