北海道信保協、信用保証書の電子化 北海道銀向けも開始
2022.10.17 18:45
北海道信用保証協会(札幌市、山谷吉宏会長)は10月17日、信用保証書を電子化して即時交付する「認証付電子保証書交付サービス」を、北海道銀行向けで始めた。7月に開始した北洋銀行向けとあわせ、全保証承諾件数(2021年度実績)の約35%が電子化されることになる。
これまでは保証承諾後に紙の保証書を郵送しており、金融機関に到着するのに1~2日ほど要していた。金融機関は保証書の受領後に融資実行するため、電子化で、より迅速な中小企業への資金供給が可能になる。また、郵便物の紛失などの事故防止にもつながるという。
同サービスでは、利用する金融機関と協会だけがアクセスできるウェブページ上に電子保証書をアップロードし、通知メールを送信。金融機関はすぐに電子保証書を確認、取得できる。北海道内の信用金庫、信用組合などにも活用を呼び掛けている。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%