肥後銀、二つのファンド設立 県内企業をサポート

2022.10.14 19:59
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肥後銀行は10月14日、グループ会社の肥銀キャピタルと共同で二つのファンドを設立した。投資先は、SDGs(持続可能な開発目標)やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連企業、ベンチャー・スタートアップなどで熊本県内企業の課題解決や産業創出を支援する。


「肥銀地域共創ファンド」は、ルネッサンスキャピタルもGP(無限責任組合)として参加。総額20億円で設立し、運用期間は15年。主な投資形態は、普通株式、優先株式、社債など。SDGsやDX、半導体関連に投資する地元企業の成長を支援する。


「肥銀ベンチャー2号ファンド」は、県内のベンチャーやスタートアップ企業を支援し、地域産業の創出を目指す。20年3月に、「肥銀ベンチャーファンド」を設立し、投資総額10億円を消化したことから後継ファンドとして2号ファンドを形成した。


同2号ファンドは、投資総額10億円で、運用期間は10年間。同行は、これまで熊本県や熊本大学、熊本県工業連合会、リバネスと次世代ベンチャー創業支援コンソーシアムを組成。創業コンテストの開催や地元事業者とのマッチングなどでベンチャー・スタートアップ企業の成長を後押ししてきた。

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