鹿児島相互信金、SDGsアワード開催 大賞「学生服の再利用」

2022.10.11 19:48
地方創生 SDGs 表彰
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最終選考会に臨んだ事業者ら(10月11日、本部ビル)
最終選考会に臨んだ事業者ら(10月11日、本部ビル)

鹿児島相互信用金庫(鹿児島県、永倉悦雄理事長)は10月11日、取引先のSDGs(持続可能な開発目標)活動を表彰する「そうしんSDGsアワード」最終選考会を開いた。営業店推薦の50社から選出された8社が決勝に臨んだ。


大賞に選ばれたのは、学生服などの再利用事業を手掛ける「Azuma Legal Partners」。成長に伴ってサイズが合わなくなった制服や体操服を集め、低価格で販売。上履きは除菌・記名消しを施し、無償で配布している。マンション管理士業が本業で代表の東大介氏は「寄付ボックスを通じて上履きなどが届き、循環を作れている」と話した。



大賞に選ばれた東氏(10月11日、本部ビル)
大賞に選ばれた東氏(10月11日、本部ビル)

優秀賞には2社が選ばれた。「山中醤油」社は農業用倉庫を改装してしょうゆ工場を再建し、多様な客層を集める点が評価された。「SOKO KAKAKA」社は、地元高校ボート部の倉庫を使って地域産品の販売スペースなどを運営している。


SDGsアワードは2021年度に創設し、今回が2回目。永倉理事長は「取り組みを広く発信し、社会貢献やビジネスチャンスに結びつけるきっかけにしてほしい」と呼びかけた。アワードは官民の実業家や学識者などで構成する委員会が審査した。

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